舞台に立ち上がる立体的空間の使い方 ヨーロッパ企画

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 劇団「ヨーロッパ企画」で俳優ともに舞台美術を手がけている酒井善史さんをゲストにお迎えし、独特の味わいのある「ヨーロッパ企画」の群像劇を支えている舞台美術と、劇団事務所で進められているリフォームプロジェクト「ヨーロッパリハウス」についてお話をうかがいました。
 建築と舞台美術の異種格闘技になるかと思いきや、話を始めてみると建築と舞台美術が同じようなことを考えていたり、同じようなことで苦労したり、同じようなことで喜んでいるんだなぁとおたがい共感し合うことばかりでびっくり。
 「地形を使って人の動きを喚起する」というコンセプチュアルなレベルから、「フレームだけ残して実際壁はないけど壁があるように見せる」というテクニック、そして「天井が低い劇場では梁形に合わせてセットをカットする」なんてまるでリフォームで「天井が低いから梁形に合わせてユニットバスをカットする」ときみたいな現場レベルの話まで。
 「えっ、おたくもそう?」「そうそうそういうことありますよね」という感じでえらく話が盛り上がりました。(吉永)

ヨーロッパ企画
http://www.europe-kikaku.com/

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